プロセス製造業に特有の「BOM・レシピ・MRP・ロットトレース」といった難易度高い開発内容でしたが、弊社の中国大連のオフショア拠点を中心として開発を行い
高い品質を保ち、納期通りに納品いたしました。
今回は管理が難しいとさせるオフショア開発をどのようにして成功させたのか、弊社の秘訣をご紹介いたします。
高度な開発をフルリモート且つ短納期で完成させたITIの3つの秘訣とは?
開発状況の「見える化」
オフショア開発では「作業状況のブラックボックス化」という課題を抱えている企業も多いです。
地理的な問題から、開発者の作業状況が見えないため、開発者を信頼しタスクを任せることしかできません。
その結果、期待通りのものが仕上がってこないということも多々あることでしょう。
ITIでは現場のブラックボックス化を防ぐために、経験豊富なブリッジSEを通して大連との橋渡しを行うだけでなく、
チームを編成し、いわゆる「アジャイル・モデル」のような進行で開発を行いました。
また開発チームを編成し、一つのアドオンに対し専属エンジニアのみで対応するのみならず、メイン担当とサブ担当をつけることで、
相互にフォローすることを実現させ、クオリティ高い品質を保ちました。
正確かつ迅速なPDCA
プロジェクト管理ツールのワークスペースを用いて、プロジェクト全体をつなぎ、無駄なやり取りを極力省くためにオンライン上でファイルの共有を行いました。
また良質なチームビルディングを実現させるために、随時行う進捗報告だけでなく、毎日のミーティングを通して、短期TODOと長期TODOの明確化と共有を行い、
全体として同じスピード感をもって納期通りに開発進行できるよう、チームの統括を図りました。
このような形で、コミュニケーションを活発化させることで、エンジニアの抱えている問題点を洗う出すこともでき、
また緊急性の高いミーティング設定などもスムーズに行うことができました。
コミュニケーションエラーの解消
オフショア開発が失敗する原因の90%は「コミュニケーションエラー」と言われているほど、
遠隔地で行うオフショア開発にとって、コミュニケーションは肝とされる部分です。
単純な言語の違いから生まれてしまうエラーだけでなく、商習慣の違いや文化的な面での違いからも認識齟齬が生まれやすい傾向にあります。
ITIではこのコミュニケーションエラーを防ぐために、
- 日本案件を複数経験しているエンジニア
- 高度な日本語力だけでなく、ヒューマンススキルの高いエンジニア
を参画させ、日本での開発と変わらないプロジェクト環境構築を行うことで、コミュニケーション面でのストレスと最小限に留めました。
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